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タンス預金で相続税の節税はできる?
知っておくべき調査体制とリスク

こんにちは。相続税理士の天尾です。('ω')

今回のテーマは『タンス預金での節税』。

 

口座から現金を引き出し、自宅に隠しておけば税金から逃げれそうな気もしますよね。

「タンス預金すれば相続税の対象にならずに済むかも」

「タンス預金ってバレる?」

「もしバレたらどうなるの?」

このような方はぜひ読んでみて下さい。

 

タンス預金が節税方法として相応しいのか?

この記事を参考に見定めてみて下さい。

タンス預金で相続税の節税はできる?

結論から言うと、タンス預金で相続税の節税は不可能。

理由は2つです。

 1  そもそも節税効果を得られるほどの大金は隠し切れない

 2  タンス預金がバレたら罰金で相続税UP

つまり、タンス預金は『ハイリスクノーリターン』。

リスクだらけで、節税に繋がることはありません。

 

ちなみにタンス預金は、タンスの他に本棚や仏壇、金庫や庭に埋めたものも含まれます。

 

 

続いては2つの理由について解説。

タンス預金をお考えの方は、ぜひ目を通してから判断してみて下さい。

タンス預金を隠し切れない3つの理由

「税務調査には時効があるって聞いたけど?」

「時効まで頑張ればバレないんじゃない?」

 

 

たしかに時効は存在し、『5年』。

5年が経過すると相続税の徴収権が消滅し、税務調査が入ることはありません。

 

しかし、時効までに逃げ切ることはほぼ不可能。

理由としては3つあります。

 

 

タンス預金を隠す前にぜひ読んでみて下さい。('ω')

①KSKシステム(国税総合管理システム)

KSKとは、『Kokuzei Sougou Kanri(国税総合管理)』の略。

全国の国税局と税務署を結ぶ、ネットワークシステムです。

KSKでは、『国民の財産状況』を管理・把握することができるのです。

  • 国民の収入や財産
  • 過去に相続した財産
  • 売却した不動産で得た収入

税務署はこのような詳細データを検索し、調べることができます。

 

 

「そこそこ財産はあるのに申告がないな」

タンス預金をして隠そうとしてもすぐに怪しまれてしまうのです。

 

 

財産額が大きいければ目立ち、税務署からマークされる確率は上昇。

もちろん、財産額が小さいからといって見過ごされるわけではありません。

 

管理システム下に情報がある以上、かいくぐることはまず不可能でしょう。

②徹底的な調査

税務署は強い調査権限を持っています。

金融機関に照会を依頼し、口座を自由に調べることもできます。

 

「引き出したお金を、別の通帳に移してしまえば大丈夫じゃない?」

 

 

残念ながら家族の口座も調査可能。

さらに、最低でも『過去10年分』の情報をトコトン調べ尽くします。

 

強い権限と徹底的な調査から逃げ切ることはまず無理でしょう。

③『経験豊富なプロ』による実地調査

調査が終われば次は『実地調査』。

自宅を訪問し、相続人に聴き取りなどを行います。

◆質問される内容例

 

【故人について】

  • 財産形成の経緯
  • 月々の生活費
  • 趣味や生い立ち

 

【相続人について】

  • 現在の収入
  • 経歴
  • 職業
  • 故人の口座から引き出している場合、使用目的

「余計なこと言わなければバレないんじゃない?」

 

 

実地調査する税務職員は数多くの経験を積んだプロ。

些細な会話や何気ない言葉から、タンス預金を見抜きます。

 

実際、聴き取りの段階で発覚しているケースがほとんど。

正当な理由が説明できない以上、逃れることは出来ないでしょう。

タンス預金がバレたらお仕置き!罰金で相続税UP

「バレたらどうなるの?」

 

タンス預金の隠ぺいが発覚したらペナルティ。

 

  • ①延滞税
  • ②重加算税

 

この『2つの罰金』により、相続税を減らすどころか増額。

いずれかではなく、両方のペナルティ料金が重複して加算されます。

 

 

では一体、どのくらいの罰金が科されてしまうのでしょう?

簡単に解説していきます。

①延滞税

延滞税とは期限までに申告ができなかった時のペナルティ。

いまいちピンと来ないかもしれませんが、タンス預金が発覚した場合も対象になります。

 

  1. 期限までに申告
  2. 税務署による申告内容のチェック・調査
  3. 実地調査
  4. 指導後の修正申告

 

タンス預金の事実が分かるタイミングは期限後。

つまり、期限までに申告できていないことになるのです。

 

 

加算される金額は、本来の期限から納付した日までの日数で変化。

納付が遅れれば遅れるほど、罰金の額は膨れていきます。

◆追加される罰金額

 

本来の相続税 × 延滞税率 × 滞納日数

延滞税率は毎年変わり、令和3年5月現在の延滞税率は以下のとおり。

 

  • 納付期限から2か月以内:2.5%
  • 納付期限から2か月以上:8.8%

 

 

詳しくは国税庁HPで確認できます。

②重加算税

ペナルティの中で最も重い『重加算税』。

故意的な隠ぺいや悪質なものである場合に適用されます。

 

加算される金額は以下のとおり。

◆追加される罰金額

 

本来の相続税 × 35%~40%

ご覧のとおり、追加税率はかなり高め。

これ程のリスクを負ってまで、タンス預金で節税を行う理由があるでしょうか?

 

いま一度、よく考えてみましょう。

要チェック

◆『脱税』と判断されれば刑事罰の可能性も

 

そもそもタンス預金は『相続税の課税対象』。

隠して嘘の申告をすることは犯罪です。

 

訴訟され脱税と判断されれば懲役や罰金が科され、人生を狂わす原因にもなります。

くれぐれも間違ったやり方で節税しないよう、注意しましょう。

お役立ちmemo

◆後からタンス預金が見つかった時は?

 

故意的なものでなくとも、期限後に見つかった場合はペナルティが生じてしまいます。

しかし、悪質な内容ではないため加算額は控えめ。

 

申告状況により以下のいずれかが適用されます。

 

 

 1  過少申告加算税

期限までに一度『申告している』場合。

 

【追加される罰金額】

  1. 税務調査前

    なし
     
  2. 税務署からの文書による通知後

    タンス預金分の相続税 × 5%~10%
     
  3. 税務調査&指摘後

    タンス預金分の相続税 × 10%~15%

 

 

 2  無申告加算税

期限までに『申告していない』場合。

 

【追加される罰金額】

  1. 税務調査前

    タンス預金分の相続税 × 5%
     
  2. 税務署からの文書による通知後

    タンス預金分の相続税 × 10%~15%
     
  3. 税務調査&指摘後

    タンス預金分の相続税 × 15%~20%

 

 

調査前と調査後とでは、ペナルティ料金は雲泥の差。

ちなみに、税務調査は『申告した年の1年後~2年後』にだいたい行われます。

 

なお、相続税が非課税の場合も申告する必要があります。

いずれにせよ、気付いたら早めに対応しましょう。

相続税の節税なら『合法』が断然お得

ずばり、相続税を減らすなら正々堂々と『合法なやり方』がいちばん。

仮にタンス預金を隠し通せたとしても、その金額はたかが知れているからです。

 

 

国が用意した特例や制度を使った方が、何倍も節税の恩恵を受けることができます。

例えば、多くの人が当てはまる以下のような特例や制度もあります。

◆配偶者の税額軽減

  • 『配偶者』に適用される特例
  • 財産額が【1億6000万円まで】は相続税が課税されない

 

◆小規模宅地等の特例

  • 家や建物がある『土地』に適用される特例
  • 故人の家がある土地であれば【80%】減額できる

 

◆死亡保険金

  • 【500万円 × 法定相続人の数】まで課税されない

このように、タンス預金では決して隠し切れない金額を節税することだって出来ます。

わざわざ危険な橋を渡り、ハラハラするのが馬鹿らしく思えますよね。

 

ただし、特例や制度には条件があり内容も複雑。

 

無理に自力で申告した結果、漏れや計算ミスしてしまっては水の泡。

間違った申告をすれば、結局ペナルティの対象となってしまいます。

 

 

少しでも不安に思う人は、専門家へ相談しましょう。

誰に相談すれば分からない人は、以下の記事も参考にしてみて下さい。('ω')

【相続の悩み】誰に相談するのが正解?相談相手は見極めて選ぶべし

多岐にわたる相続税の悩み。
悩み事の内容によって、相談できる専門家は変わってきます。
「誰に相談すべきか?」
「相談する専門家をどのように決めるべきか?」
自分に合った相談相手を見つけるヒントとしてお役立て下さい。

【最後に】この記事のまとめ

  • タンス預金での節税効果は『ほぼ皆無』
  • 財産管理システムと徹底的な調査により、隠し切れる確率は『ほぼ皆無』
  • タンス預金の隠ぺいがバレたら『罰金』
  • タンス預金の隠ぺいは、場合によっては『刑事罰対象』
  • 相続税の節税がしたいなら、『合法な特例や制度』を使うべき

この記事を読んで、タンス預金を隠してまで相続税を減らしたいと思う人はあまりいないでしょう。

背負うリスクがあまりにも大きすぎますよね。

 

とは言え、いろいろな理由から現金を手元に置いておきたい人もいるでしょう。

 

  • 銀行に預けるより家で保管しておきたい
  • 現金が必要になった時のために備えておきたい

 

 

タンス預金そのものが悪いことではありません。

申告さえすれば何も問題はなく、何かのために使ったのであれば説明すればいいのです。

 

ぜひ、節税対策は正しく行いましょう。('ω')

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