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相続税の支払い方法【総まとめ】
選べる納付スタイル

こんにちは。相続税理士の天尾です。('ω')

今回のテーマは『相続税の支払い方法』。

実は相続税の納付は、窓口での現金払い以外でも可能なんです。

「具体的にどんな支払い方法があるの?」

「自分に合った納付方法を見つけたい」

こんな方のために、相続税の支払い方法をまとめてみました。('ω')

ぜひ一度ざっくり目を通して頂き、これだ!と思う納付方法を見つけてみましょう。

 

 

【全部で8種類】相続税の支払い方法

支払方法は8通り。

現金納付のほかにも、口座引き落としやクレジットカードもOK。

詳しく知りたい方法からチェックしてみて下さい。

お役立ちmemo

◆e-Taxって?

 

e-Taxとは、『国税電子申告・納税システム』。

国税庁が運営している国税オンラインサービスです。

 

相続税の他にも所得税や贈与税など、あらゆる税金の手続きがネット上で可能。

書面を郵送したり持参する手間が省けるので超便利です。

 

ただし、利用するには開始手続きが必要。

詳しくはこの記事の『【登録手順】e-Tax初めましての人は』で解説しています。

 

e-tax公式サイト
https://www.e-tax.nta.go.jp/

【かんたん解説】相続税の支払い方法

それぞれの支払いについてざっくり解説。

中には条件付きのものもあるのでチェックしておきましょう。

① 金融機関 × 現金納付

銀行や郵便局に、現金を持って行って支払う方法。

納付書も一緒に窓口へ提出します。

 

銀行は地方銀行や信用金庫など、一般的な金融機関であればOK。

納付書は税務署で入手しましょう。

 

 

◆必要なもの

  • 現金
  • 納付書

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • 領収書発行あり
  • 全国どこでもOK

 

 !  Check

  • 納付は窓口のみ(ATM不可)
  • 土日祝は利用不可
  • 相続税が高額の場合、大量の現金を持参しなければいけない

② 金融機関 × 口座引落とし

銀行や郵便局などで、口座引き落としの手続きをして納付する方法。

納付書も一緒に窓口へ提出します。

 

納付書は税務署で入手しましょう。

 

 

◆必要なもの

  • 通帳
  • ハンコ
  • 納付書

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • 領収書発行あり
  • 現金持参不要
  • 全国どこでもOK

 

 !  Check

  • 納付手続きをする金融機関の口座があること
  • 納付できる残高があること
  • 土日祝は利用不可

③ 税務署 × 現金納付

税務署に現金を持って行って支払う方法。

納付書と一緒に窓口へ提出します。

 

ただし、納付できる税務署は『所轄税務署』のみ。

亡くなった方の住所を管轄している税務署に限定されるので注意しましょう。

 

 

◆必要なもの

  • 現金
  • 納付書(税務署にあり)

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • 領収書発行あり

 

 !  Check

  • 相続税が高額の場合、大量の現金を持参しなければいけない
  • 納付できる税務署に制限あり

④ e-Tax × 口座引落とし

e-Taxで口座引落しの手続きをし、納付する方法。

『ダイレクト納付』と呼ばれ、PCやスマホでオンライン手続きができます。

 

税務署、または金融機関へ事前に引落し口座の届を出しておく必要があります。

提出方法は、e-tax提出と書面持参の2とおり。

 

税務署はどちらの方法にも対応していますが、金融機関は要確認。

ダイレクト納付可能かどうかも含め、先に確認しておきましょう。

◆ダイレクト納付できる金融機関

 

◆ 必要なもの

  • 口座の届出書
  • e-tax利用権

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • オンライン手続き

 

 !  Check

  • 領収書発行なし
  • e-Taxをはじめて利用する人は開始手続きが必要

⑤ e-Tax × ネットバンキング

e-Taxから国税庁宛てに振り込みする方法。

ネット上、またはATMから納付することができます。

 

ネットバンキングの方法は2つ。

 

  • 登録方式(e-Taxに情報登録して手続き)
  • 入力方式(e-Taxに情報登録せず単発で手続き)

 

 

相続税の納付は『登録方式』のみとなっており、登録必須。

すでにe-Taxが利用できる人も入力方式では手続き出来ないので注意しましょう。

 

 

また、利用する金融機関がネットバンキングに対応しているかも要チェック。

口座が無い場合は開設する必要があります。

 

 

利用可能かどうかを先に確認しておきましょう。('ω')

 

 

◆必要なもの

  • e-Tax利用権
  • ネットバンキング可能な口座

 

 レ  Good

  • オンライン手続き
  • 24時間手続きOK

 

 !  Check

  • 領収書発行なし
  • 入力方式では納付できない
  • 振込手数料が発生する場合あり
  • e-Taxをはじめて利用する人は開始手続きが必要

⑥ お支払サイト × クレジットカード

専用サイトからクレジットカードで納付する方法。

分割払いやリボ払いもOKで、カード会社によってはポイントも付与されます。

ただし、金融機関やコンビニなどでの支払いはできず専用サイトからのみ。

 

 

また、一度に納付できる金額は1,000万円未満。

クレジットカード利用枠を超える金額も納付できません。

 

さらに、決済手数料も発生。

納付額が増えると手数料も増えます。

あらかじめ頭に入れておきましょう。

 

 

◆必要なもの

  • クレジットカード

 

◆利用可能なクレジットカード

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • TS CUBIC CARD

 

 レ  Good

  • 納付書不要
  • 24時間手続きOK
  • 分割払い、リボ払いOK
  • ポイント付与(カード会社による)

 

 !  Check

  • 領収書発行なし
  • 決済手数料発生(納付額により変動)
  • 専用サイトでのみ支払いOK
  • 1回の納付額は1,000万円未満まで
  • クレジットカードの利用枠以上は納付できない

◆決済手数料

納付額 決済手数料(税込)
~10,000円 83円
~20,000円 167円
~30,000円 250円
~40,000円 334円
~50,000円 418円

引用元:国税クレジットカードお支払いサイト

  • 以降も10,000円増える度に加算
  • 『国税クレジットカードお支払いサイト』でシミュレーション可能

⑦ コンビニ × QRコード

QRコードから納付書を出力し、レジで支払う方法。

いわゆる『キオスク端末』に読み込ませ支払い手続きをします。

 

 

ただし、納付できる金額は30万円まで。

高額な相続税は支払いできないので注意しましょう。

 

ちなみに、QRコードはわざわざ印刷しなくてもOK。

スマホなどの画面を読み込ませるだけで出力できます。

 

 

◆必要なもの

  • 現金
  • QRコード

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • 24時間支払いOK

 

 !  Check

  • 現金持参
  • 領収書発行なし(払込受領証はあり)
  • 納付額は30万円まで
  • e-Taxをはじめて利用する人は開始手続きが必要

◆QRコード入手方法

  • 国税庁HP【コンビニ納付用QRコードの作成開始】から作成
  • e-tax申告後に届いたメッセージから出力

 

◆キオスク端末

  • Loppi
    (ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ)
  • Famiポート
    (ファミリーマート)

⑧ コンビニ × バーコード付き納付書

バーコード付きの納付書を用意し、コンビニで支払う方法。

納付書は税務署で発行してもらえます。

 

納付できる金額は、納付書1枚につき30万円まで。

相続税が高額の場合は注意しましょう。

 

 

◆必要なもの

  • バーコード付き納付書
  • 現金

 

 レ  Good

  • 手数料なし
  • 24時間支払いOK

 

 !  Check

  • 現金持参
  • 領収書発行なし(払込受領証はあり)
  • 納付額は納付書1枚につき30万円まで

【登録手順】e-Tax初めましての人は

PCやスマホからオンライン手続きできるe-Tax。

しかし、事前準備なしに利用することはできません。

 

手順としては4つ。

e-Taxを利用する前にチェックしておきましょう。('ω')

◆4つの手順

 

【電子証明書】を入手

【ルート証明書】を入手

【利用者識別番号】を入手 ※

④【ログイン】

 -1『利用者識別番号』編

 -2『マイナンバーカード読み取り』編

 

※ マイナンバーカードを読み取る場合は手続き不要

①【電子証明書】を入手

電子証明書とは本人であることを証明する、いわゆる運転免許証のようなモノ。

しかし、電子証明書とひと口に言っても種類はいろいろあります。

 

おすすめは断然『マイナンバーカード』。

e-Taxと連携していて手続きがラク、入手のしやすさから見ても文句なしです。

 

 

まだ持っていない人も、住民票がある役所で申請すればOK。

マイナンバーカード以外の電子証明書については、以下ページから確認ください。('ω')

②【ルート証明書】を入手

ルート証明書とは、電子証明書を発行する機関の身分証明書のようなモノ。

証明書の発行元である『認証局』の本人確認も必要なわけです。

 

といってもやることは簡単。

使う端末に合わせ以下をインストールするだけでOKです。

③【利用者識別番号】を入手

e-Taxへログインする際に必要な番号。

『開始届出書』を提出することで、税務署から発行されます。

 

『開始届出書』の提出方法は、2とおり。

好きな方法から税務署に提出します。

 

  • インターネットを使ったオンライン提出
  • 書面を持参

 

 

なおマイナンバーカードを読み取る場合、『利用者識別番号』の手続きは不要。

ICチップに必要な情報がすでに登録されているため、すぐにログインできます。

 

④-2【マイナンバーカード読み取り】でログインの手順へ進みましょう。

 

 

④-1【利用者識別番号】でログイン

端末に合わせe-Taxへログインしましょう。

スマホを使う場合、専用のアプリも必須。

 

以下リンクからインストールできます。

 

④-2【マイナンバーカード読み取り】でログイン

『スマホ1台のみ』で手続きはできません。

マイナンバーカードを読み取る端末を、別にもう1台用意する必要があります。

読み取り端末としては2種類。

 

  • ICカードリーダー
  • スマホ

 

スマホを使う場合、専用アプリも必要となります。

読み取り機能に対応しているかも、先に確認しておきましょう。

◆準備するもの

手続きする端末 読み取り端末 アプリ
PC

ICカードリーダー

スマホ


(スマホを使う場合)
タブレット

スマホ

スマホ

別のスマホ

 

準備ができたら読み取ってログイン。

手順を見ながら手続きを進めていきましょう。('ω')

お役立ちmemo

◆マイナポータルとe-Taxを繋げてログインする方法も

 

行政手続きのオンラインサービスが利用できる『マイナポータル』。

『もっとつながる』機能から連携すれば、e-Taxを利用することができます。

 

マイナポータルをすでに利用している人は連携ログインもオススメ。

登録がまだの人も、利用する予定があればこちらの方法もアリです。

【注意点】相続税お支払いに関する3つのこと

相続税支払いのお知らせは来ない

固定資産税のように納付書が届き、通知が届くことはありません。

申告から準備、納付まで自分たちで把握しておかなければいけないのです。

 

相続税は『完全自己申告』。

よく覚えておきましょう。('ω')

相続税は代表者が一括して払うものではない

相続人が複数いる場合、支払いは『それぞれ個人』が鉄則。

もちろん、納付書もそれぞれ個人で用意します。

 

1人の相続人が代表して一括払いするのはNG。

不可能ではないですが、『贈与』と判断され追加で課税される可能性があります。

 

 

余計な出費を増やさないためにも、基本ルールに従って支払う方が良いでしょう。

期限を過ぎるとペナルティ&連帯責任発生

相続税の納付期限は『死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内』。

例えば2021年2月1日の場合、期限は2021年12月1日までとなります。

 

納付期限を1日でも過ぎるとペナルティ。

料金が上乗せされた金額を支払わなければいけません。

 

 

さらに、相続人が複数人のときは要注意。

支払いしなかった人がいれば、他の相続人に連帯納付の義務が発生します。

納付を放置しておくと最悪、財産の差し押さえという可能性も出てきてしまいます。

 

確実に納付できるよう、計画的に準備をするようにしましょう。

【最後に】この記事のまとめ

  • 1
    相続税納付は『現金持参』『電子納税』『口座引落し』が可能
  • 2
    『クレジット払い』『コンビニ払い』は納税額に制限がある
  • 3
    『e-Tax』を利用するには事前準備が必須
  • 4
    相続税は支払いから期限まで『自己管理』が基本

自分にぴったりの納付方法は見つかりましたか?('ω')

ライフスタイルや仕事の都合に合わせ、支払いができるのは安心ですよね。

 

しかし、相続税は支払うまで辿り着くのがそもそも困難。

財産がいくらあるのか計算するところで多くの人が行き詰まるでしょう。

 

 

また、納付したくても支払いが厳しいケースもあります。

代表的な例が、土地や家ばかり貰った時。

不動産率が高いと『モノ』ばかり手に入り、金銭が乏しくなってしまうからです。

 

このようなピンチを避けるためには、早めの対策がカギ。

何をしていいか分からない人は『相続専門』の税理士へ相談しましょう。

 

まずは無料相談から。

信頼できそうな税理士であれば、お願いしてみるとイイでしょう。('ω')

 

 

この記事も参考に▼

相続税を支払う現金がない!
打つ手なし?救済方法は?

現金一括が相続税納付のキホン。
「でもそんな大金持ってない」
結論から言うと対策は可能です。
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早めの対策をし、悔いのない相続税手続きをしましょう。('ω')

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