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今回は持続化給付金詐欺に続く、GoToEat詐欺についてお話ししていきたいと思います。このページと同じ内容を下記の動画でもお話ししています。
持続化給付金詐欺については今さら言うこともないかもしれないんですけども、さらっといきますと、前年の売上が50%以下になった事業者を対象に、法人最大200万円・個人最大100万円がもらえるという制度を悪用して、資格がないのに給付を受けている人が続発しています。
逮捕されているのが全国で30何人で、ニュースによると1000人規模に達しているということが書いてありますが、そんな訳がないと私は思います。380万件くらいの持続化給付金が支給されていますが、5%~10%くらいは何らかの虚偽の申告で支給を受けているのではないかと思っています。
警察が詐欺事件として扱いたくても、逮捕が追いつかないくらいになっているということで、1000件なんて甘い話ではないと思います。それは下記の『【18億円詐欺】名義貸しも税理士も全員逮捕?持続化給付金詐欺事件!』という動画でもお話ししているので、こちらもごらんください。
では次ですね。持続化給付金詐欺に続いてはGoToキャンペーンのうちのGoToEat。多くの人が次に詐欺に使うであろうということなので、私が実際に購入した食事券のお話とともにお伝えしていきます。
GoToEatキャンペーンをさらっとおさらいします。2種類あると思ってください。1種類はweb上で、飲食店の予約サイト(ぐるなび・一休.comなど)で予約して来店すると、昼は1回500円に相当する500ポイント・夜は1000円に相当する1000ポイント×人数で、最大が10000ポイントまでもらえることになっています。
これも悪用するという、「制度の中だからいい」と言って鳥貴族に迷惑をかけるようなかたちになってしまいました。ここには制限がかけられたので一応の終わりが見えているんですが、次に出てきたのがプレミア付き食事券。
本日(2020年)10月14日に全国の大都市圏としていち早く発売になった、大阪GoToEatキャンペーンの食事券です。1つめのがさっきのweb予約のもので、2つめの食事券ですね。これは額面の25%増し金額で、まず1万円を支払うと1万2500円分に相当する食事券がもらえます。
これが持続化給付金の次にGoToEat詐欺として狙われるということを、私は伝えております。これは真似をしてほしいのではなく、これを見た方は取り上げていただいて、この制度に釘を刺すというか、この制度を変えてほしいんです。
大阪の発売日は1回目はもう終わったので、2回目が10月15日。本日は10月14日なので今日からなんですけども、大阪は確か2・3・4回目ぐらいまで販売の予定が立っているので、どこかのタイミングで今のやり方をやめてほしい・やめないと大変になるということを、私はお伝えしたいと思っています。
どういうことかと言いますと、画面でもさらっと見てみようと思うんですけども、これが大阪GoToEatキャンペーンのホームページです。
今(2020年10月14日)は購入期間外なので画面を変えることはできないんですけど、内容はこうなっています。1回目が10月7日12時から販売開始になりまして、私の見た感じでは4時間で販売終了になりました。そして2回目が10月15日の午後12時からですね。
1回目は10万セットだったんですけども、2回目は20万セットになるのだったかな? 2回目3回目とね、どんどん販売枚数が増えていくので、買いやすくはなるのかなとは思っています。
このGoToEat食事券が25%増しで、2万円分で何と32枚ということで、コンビニエンスストアのレジで結構待ちました。だから昼間とかコンビニエンスストアが混んでいる時間帯に購入するのは避けてあげた方がいいのかなと、私は個人的には思います。
私は東京住まいなのですが、東京のコンビニエンスストアでも買えました。もしかして大阪に行かなければいけないの?と思ったらそうじゃなくて、全国で買えたので大丈夫です。全国どこでも買えます。
だから詐欺に使われる、というお話なのですけどね。なぜかと言いますと、申し込みに当たって
私の場合だと「40代」と選んで、「登録ポンッ」で申し込み完了。そして申し込み完了メールに記載されたマルチメディア端末の発行番号を持ってコンビニエンスストアに行ったら、手に入れることができました。
わざと詐欺しやすいように作ってるのかなとも思ってしまうんですけども、レジでのお会計をカードで払えるんですよね。カードで払えるということは、手許にお金がなくても1カ月半後とかにカードに戻るので便利で、さらにポイントもついてしまいます。
何が言いたいかと言いますとね、これだけ簡単に買えて1.25倍になる食事券を、飲食事業者が自己使用するのではないか、と私は思うんですね。
どういうことかと言うと、1万円で自分でコンビニエンスストアで買ったものを、自分のお店でお客さんが来たことにして使えば、1万2500円になるという錬金術――これは錬金術じゃない、ただの詐欺です。
これをやる人はかなりの確率で、「1万円2万円だったらバレないだろう」と思ってやる人がいっぱいいると思います。捕まる人は多分、何十万単位・百万円単位・一千万円単位でやっていて捕まると思います。
「1万円でたった2500円の儲けか」と思うと思うんですけど、1千万円分買えば何もせずに1250万円になるということが、今日、実証できました。
これも予想できていましたけど一応買ってから言おうと思っていまして、レジでも身分証明書を求められることもなく、コンビニエンスストアでチケット引換券を入れたら、そこで申し込み番号を打てば、私の名前が誰であろうが簡単に買えてしまいます。
そして、発行された食事券には特に名前を書くところもないです。これを私が使おうが私があげた人が使おうが分からないです。確かに書いてありますよ、「転売しちゃ駄目」っていうのは。ただ、する人は絶対にいるというのが大問題になる。そして私たちの税金がまたまた詐欺とか無駄なことに使われるんですよね。
詐欺をしてもお金を返して罰を与えればいいという考えもあるかもしれませんが、警察が動くのも私たちの税金。
罰を受けて裁判所で裁判を受けるとき、弁護士は自分で用意するかもしれませんが、裁判所の人の給料も私たちの税金。
そして刑務所に行って、刑務所で労働はするのかもしれませんけども、刑務所を運営する費用も私たちの税金です。
まだはっきり言っていなかったので言いますけど、架空の名前で申し込めるような、一人で何百セット何千セットも買えるような申し込み方法はよくないです。
ほかの動画でもお話ししているんですが、チケットを全世帯に配って、引き換えるのも引き換えないのも自由、そして一定数以上は一般販売するので足りない人は別に買ってください、という今回の石川県の配布方法については、私はすばらしいと思います。
大阪は、販売枚数も多いのかもしれません。大変だと思うんですけど、どこひとつとっても個人情報を入れなくてもいい、偽名でも買えてしまう制度はちょっとまずいのかな、とは思います。
1カ月ぐらいすれば、おそらくニュースになってくると思いますので、こういう風に私が言っていたということを頭の端に思い出してもらえればいいかなと思います。
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